洋服選びに役立つ『洗濯絵表示』~ドライクリーニング編~
ここ数日で気温も下がり、やっと秋のお洒落を楽しめるようになってきた。衣替えの際、来年もまたお気に入りの洋服を着用する為には、やはり正しいお手入れが必要である。
そこで今回は、『ドライクリーニング』についてご紹介。
ドライクリーニングとは、水を使わず、ドライクリーニング用の有機溶剤で衣服の汚れを落とす洗濯方法である。水で洗うことによって型崩れや縮み、色落ちなどが発生してしまう素材に適している。
溶剤は主に2つある。
《石油系》
一般的に利用されているのはこちら。デリケートな衣類に適している。
《パークロロエチレン》
石油系に比べると汚れ落ちは強力。
その分、生地を痛めやすいので素材によっては適さないものも。また、ボタンなどの付属品にも注意が必要。
洗濯絵表示の具体例を挙げると、
パークロロエチレン及び石油系溶剤でのドライクリーニング処理(タンブル乾燥を含む)ができる。
石油系溶剤でのドライクリーニング処理(タンブル乾燥を含む)ができる。
上記2つの絵表示はどちらも通常の処理を表しているが、○の下に付加記号である「-」横線があれば、弱い処理の必要性を表している。
ドライクリーニング処理はできない。
油汚れには強いドライクリーニングだが、汗汚れには弱いのが難点。詳しくは、次回お伝えする『ウェットクリーニング編』をご覧いただきたい。
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