自宅で”Shopping”にも役に立つ着こなし最終回。「ゆったりアイテムのあわせ方」

3回にわたって紹介してきた「自宅で”Shopping！”にも役に立つ着こなし」だが、最終回の今回は実際にゆったりボトムス、ゆったりトップスを使ったコーディネートを紹介していこう。

 

上下ともに”ゆったり”のコーディネート。オープンカラーのシャツは”アロハシャツ”のイメージが強くカジュアルになりがちなので、色はモノトーンやベージュなどの基本色で色数少なくまとめてスタイリッシュに。レザーサンダルもかかとのあるタイプを選べば都会的かつ涼感あるスタイルが完成。

 

こちらは上は”ジャスト”、下は”ゆったり”のコーディネート。パンツを強調したコーディネートにするとバランスが良い。ポイントはパンツの裾は短めに仕上げること。「ダボダボ感」はNG。クラシックな2タックパンツなので革靴やネッカチーフをあわせてフレンチテイストでコーディネート。ゆったりパンツを買い足したい方におすすめのスタイルだ。

自宅で”Shopping”にも役に立つボトムスの着こなし”基本のキ”

 

○パンツは「幅」に気をつけよう

全身のコーディネートをする上で、トップスは「印象付ける」アイテムだが、ボトムスは「印象をまとめる」アイテムと考える。パンツのポイントはズバリ「幅」。”スリム”や”リラックス”といった雰囲気はトップス以上に印象を左右するので、着心地とともに大事なポイントとなる。トップス同様、まずお気に入りの１枚を計ってみよう。

 

平らな場所にボトムスを置いて、腰周りの部分を直線的に測る。こちらを2倍するとおおよそのウエストサイズとなる。しかしボトムスの場合はヒップやわたり幅などそのほかにもフィッティングにおいてのポイントがあるので、あくまでサイズ選びの目安と考えるのが良い。

 

「わたり幅」は腿の付け根の幅の長さのこと。平らな場所において左右の長さを測る。立ったり座ったりなど動きが多い部分なので、見た目と機能性の両方が重視される。わたり幅を2倍すると腿周りの実寸となる。
「裾幅」ボトムスの足首部分の幅の長さ。裾幅の長さによって、ややカジュアルに見える「ストレートシルエット」や、すっきりしてジャケットとの相性がよい「テーパードシルエット」など印象が変わる。また、裾幅は履く靴にも影響する（パンツの裾がどの位置でぶつかるかで股下の長さが変わる）のでどんな靴とあわせるのか も考えておきたい。